2013年02月06日

お巡りさんは現代人2

 さて、お巡りさんは財布を改めて、中身を確認します。

 千円札が31枚←。
 クレジットカードが二枚。
 JAFの会員証が一枚。
 あとはレシートやら名刺やら何やら。
 小銭は一切なし。

 JAFの会員証とクレジットカードの名義で落とし主の名前はわかりました。
 にしても、千円札だけで31枚って……。何??

 さて、中身が改まったトコロで、この持ち物を、もし落とし主が現れなかった時に引き取るのか引き取らないのか、を確認します。
 棄権した場合、お金は都道府県の歳入になります。
 これで都に入ったらなんか悔しいなと思ったので、一応有権で処理してもらいます。

「んー。名前もわかるし、これはすぐに持ち主見つかるんじゃないですかね」
 ってお巡りさんは言ってます。
「すぐ見つかるなら棄権してもいいけれど……」
「どーしますか?」
 目の前の札の多さに目がくらむ。
「一応、有権で!」
 お巡りさんは自分の署名捺印して、物件の引き取り期間を書きました。
 そんなんで立ち上がって自分でパイプ椅子をたたんで、元に戻します。
 この前は、
「こちらでやりますからいいですよ」
って言ってくれたんですが、お前が片付けて当然という態度。
 一番上の拾得物件預り書をピリッとはがして手渡してくれます。

 で、持ち主が現れた場合、こちらの氏名や住所を教えることをに関して同意するかしないかで、本当は署名が必要なはずなんですが、なんかテキトーにスルーされたので、まあいいか、と家に帰りました。
 わたし、免許証出しただけで、何も書いてない。拇印も押してない。
 なーんかおかしーなあ。


 さて、家に帰って、疲れて寝ちゃって午後十時。
 風呂も入ってなければ飯も食ってねーぜ!って時間に家電がかかってきました。
 家人が、
「はい、もしもし」
と出ると、
「桔梗さんはいますか」
とのこと。電話を変わる。
「もしもし。桔梗さんでしょうか」
「ハイ」
「わたくし、○○警察署の○西と申しますが、昼間の拾得物の件で……」

 ちょっと待てえええええ!!!!
 お前なあああああ、こんな時間(夜十時)に電話かけてきて、「夜分スミマセン」とかなんとか一言も無いのか!!! いきなり用件か!!!!! お前いくつだ。本当に社会人か!! 礼儀とかマナーとか言葉は知っているのか!!!!!

 夜分スミマセンの断りもなしに、夜10時に用件から入るおまわりさん。

 このお巡りさんね、若い人だったんですよ。
 多分キャリア組で、現場実習一年目で交番にいたんじゃないかな……。
 現場の方に特有の気遣いとかそういうの、一切感じなかったです。
 なんていうかね、やってもらって当然っていうか……。
 自分で勝手に座って、それが普通。椅子出したんだから、片付けていくのが普通。
 そっちは善意で市民の義務、俺は仕事、みたいな。

 用件は落とし主が現れたので、こちらの住所氏名を教えて欲しいと言っているのだが、その確認の署名を貰わなかった。所有権を放棄すれば署名はしなくて済むし、こっちで書類は処理するし、住所を教える義理はない。さあ、どうする?

 まあ、そう言われたらねえ。
 別に菓子折り持って挨拶に来いとも思わないし。
「住所とかは教えなくていいです。以前わたしもお財布を拾って届けて頂いて助かっているので、あなたが同じ立場になったら、その通りに行動してくれたら嬉しいですと伝えてください」
 と言いました。
「じゃあ、棄権ということでいいですか。書類はこちらで訂正しておきますので」
 ……。そうなんですけれどさ、それ、有印公文書偽造とまでは行かなくても、変だよね。
 っていうか、わたしの気持ちを伝えてくれと願っているのに、欠片もそれに答えてくれてないよね。

 そんなんで、良い事したんだけれど、ちょっとその気持が伝わっているのか疑問形でした。

 情けは人のためならず。

 なので、わたしの財布が無事に戻ってきたのと同じように対処できて良かったです。
 拾い物得意なので、まだまだきっと交番に行く機会はあるでしょうね。
 その時のお巡りさんは良い方だといいと思います。

 落とし物は交番へ。
 ってことで、ワタシが何か落としたら、交番行くので、誰か届けて下さい。お願いします。
written by 桔梗 at 00:00 | Comment(0) | オマワリさんと桔梗 | 更新情報をチェックする
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